【国家資格試験レビュー】乙種第4類危険物取扱者になるためには?

資格試験レビュー

乙種第4類危険物取扱者に合格するためには?

オススメの参考書、試験科目、有利な制度はあるの?などなど記していきます。

 

mamiwaは、2018年に乙種第4類、2019年に乙種第2類の試験に合格しました。

この自粛期間に資格勉強したいなと思ってる方へ

きちんと勉強すれば誰でも、合格できますので参考にしてみてください。

危険物取扱者とは

位置つけ

危険物取扱者は、国家資格です。

消防法で規定されている”危険物”を取り扱うために必要な資格です。

刃物や銃のような危険物ではなく、”火災発生”の原因になるものや”消火困難”なものが対象になります。

受験区分、検定料

受験区分は、甲種・乙種・丙種の3種類から選びます。

受験資格 検定料

甲種

一定の資格が必要

6,600円

乙種

なし

4,600円

丙種 なし

3,700円

乙種・丙種は、筆記試験のみで、誰でも受験することができます。

 

乙種は、さらに6つの区分に分かれています。

第1類・・・酸化性固体

第2類・・・可燃性固体

第3類・・・自然発火性物質および禁水性物質

第4類・・・引火性液体

第5類・・・自己反応性物質

第6類・・・酸化性液体

以上の6種類の中から、選ぶことができます。

一番受験者が多いのは第4類ですね。

出題内容

出題内容は、以下の3科目です。

・危険物に関する法令

・基礎的な物理学及び基礎的な化学

・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

 

甲種・乙種・丙種どれも、この3科目ですが、種によって問題数が異なります。

乙種の場合は

・危険物に関する法令→15問

・基礎的な物理学及び基礎的な化学→10問

・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法→10問

です。

マークシート形式で、5択になっています。

各科目を6割以上とれば合格となります。

出願期間、試験日、合格発表日

出願方法は、郵便・ネットどちらでもできます。

出願期間、試験日、合格発表日は、各都道府県によって異なるので、

消防試験研究センターのホームページから、ご自身の住んでいる都道府県の実施日を確認して見てください。

ここは、地域差がでていて、年に数回チャンスがあるので年間で調べておくと便利です。

メリット・デメリット

メリット

ガソリンスタンドで働くのに有利・・・資格を持っていると昇給する場合があります!

ハードルが低い・・・乙種・丙種は誰でも受験できるので化学系の学歴がなくても大丈夫です。

科目免除を使うと2個目から取得が楽・・・科目免除制度については後ほど。

身近な消火設備について知ることができる・・・火災があったときに、ただ水をかければ良いというわけではないことが分かります。消防士さんのすごさがわかる。

危機感が身につく・・・無知がいかに恐ろしいことか分かります。切実。

デメリット

結局トータルで7000~8000円くらいかかる・・・合格したら、免状を作るために別途で約3000円分の費用を払うことになります。

乙種第4類受験体験談

動機

受験資格無しで国家資格が欲しかった。

ガソリンスタンドで働きたいなと思って、勇気づけのために受験しました。

※現在もガソリンスタンドで働いていない。

受験区分の選び方

まずは、第4類に合格してから科目免除を利用して他の類も取ろうと思いました。

 

科目免除制度について

既に、乙種の中のどれかの類を合格している場合は、

・危険物に関する法令

・基礎的な物理学及び基礎的な化学

2科目が免除対象になります。

これは、第1類~第6類のうちのどれかの免状を所有していなければ適用されない制度なので注意してください。

 

例)既に乙種第4類危険物取扱者を所有している人が、第1類を受験する場合

・危険物に関する法令

・基礎的な物理学及び基礎的な化学

の2科目が免除対象になり、実際に受けるのは、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の1科目のみ。

※受験料は変わりません。

 

使用した参考書

・ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン(第2版)

・ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン(第2版)

勉強スケジュール・勉強戦略

 いつまでに、どの章を終わらせて・・・。というようにするのではなく、全て並行して勉強しました。

法令は特に覚えることが多いので、重点の置き方は

法令:基礎:消火方法=5:1:4

でバランスをとりました。

 

基礎は、正直中学・高校の知識を思い出す作業に過ぎないです。

ただ、新しい概念を得る「燃焼理論」「消火理論」は、きちんと理解しておく必要があります。

 

法令は、本当に盛りだくさんなのですが、受ける回によって出題問題は変わるので6割目指すだけだったら、完璧にする必要はないです。

わたしも、苦手なところが出なかったおかげで2年目に合格できたので・・・。

最低限抑えないといけないのは、

「危険物取扱者制度」「各種申請」「指定数量」だと思います。

あとは「保安距離と保安空地」についても、それぞれの貯蔵所によって異なるので、しっかり覚えましょう。

細かいのものが多いので、自分で図をノートに書いたり、語呂合わせを作ったり、なぜダメなのか、この物質だけが許可されているのはなぜか、など性質を抑えるのも大事です。

紹介したユーキャンのシリーズは、赤シートで隠せたり、理解度チェックが付いていたり、イラストや豆知識・語呂合わせコーナーも多く、一から自分でまとめ直す時間が節約できるので、とても便利です。

失敗談

初めて受験したのは、2017年で法令のみ不合格でした。

2018年で、全て勉強し直して、3科目受かりました。

法令がもっとも覚えることが多いです。初めて受験する場合は先ほど紹介したバランスで勉強するのが良いと思います。

 

あとは、過去問を解かなかったこと。

分野別の練習はするのですが、私はいつも過去問を解きません。

そのせいで、本番緊張したり、出題問題の傾向が読めなかったりするので、安心剤のために過去問を解くことをオススメします。

当日と、受験後に気をつけること

・マークシートの形式が、縦塗りの不思議なタイプなので、鉛筆の方がオススメです。

・たしか、解いた問題用紙は持ち帰れないので、うっかり持って帰らないようにしてください。

合格後は、免状申請のために手続きが必要なので貯金も残しておきましょう。

まとめ

乙種・丙種なら受験資格無し、誰でも受験できる国家資格である。

法令は覚えることが多いので、重点をおくとよい。

免状2個目以降は、科目免除制度を活用しよう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考になりましたら、ブックマークや👍宜しくお願い致します。

  

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