こんにちは、mamiwaと申します。
今回は、もうすぐ出願受付の始まる公害防止管理者試験について知っていることを
お伝えしていきたいと思います。
mamiwaは2年連続で受験し、2019年に水質関係第4種公害防止管理者試験に合格しました。
公害防止管理者取ろうかな~。でも、よくわかんないしなぁ・・・。
という方が このサイトを見つけてくださり、お役に立てればと思います。
前置きが長くなりました!それでは、いってみましょう!
公害防止管理者とは
位置つけ
文字通り、公害防止に関する専門的な知識をもつ人のことです。
簡単にいうと、
工場などの施設の運転・維持・管理、検査などを行う責任者です。
公害防止管理者は、受験資格なしの国家資格なので、誰でも筆記試験のみで受験できます。
※資格取得には、国家資格試験と資格認定講習の2タイプがあります。
今回は国家資格試験のみについて紹介します。
定義や歴史は、公式ホームページを参照してみてください。
受験区分、検定料
公害防止管理者という一つの資格があるのではなく、13の区分があります。
・大気関係公害防止管理者(第1種、第2種、第3種、第4種)
・水質関係公害防止管理者(第1種、第2種、第3種、第4種)
→2・4種はそれぞれ 8,200円、1・3種はそれぞれ 8,700円。
・ダイオシキン類関係公害防止管理者
・公害防止主任管理者
→それぞれ 8,700円。
・騒音・振動関係公害防止管理者
・特定粉じん関係公害防止管理者
・一般粉じん関係公害防止管理者
→それぞれ 8,200円。
出題内容(受験科目)
受験する区分によって、受験科目と科目数が異なります。
全てに共通している「公害総論」という科目は環境基本法を中心に
おおもととなる法律についての問題が用意されています。
大気関係
水質関係
粉じん関係
騒音・振動関係、ダイオシキン類関係
公害防止主任管理者
出願期間、試験日、合格発表日
毎年6月の上旬に公式ホームページにて要項が出ます。
出願期間:7月いっぱい。
試験日:10月1週目の日曜日
合格発表:12月中旬ごろ(郵送で届きますが、インターネット開示もできます。)
例年こんな感じです。毎年5月は要項の確認を忘れそうでどきどきしてしまいます。
メリット・デメリット
メリット
①筆記だけで国家資格が取れる・・・受験資格なしでハードル低い!
②科目免除がきく・・・科目別合格制度については後ほど。
③大学の講義で有利・・・教授が推奨していて合格に応じて成績加点される場合もあり。
④履歴書に書ける・・・国家資格なので自慢しちゃいましょう。
⑤更新手続きが要らない・・・合格するだけでOK!
⑥各科目6割取れればいい・・・ハードルが低い!
デメリット
①受験料が高い・・・学生視点では高いと思います。
②実施地域の偏り・・・9都市のみで実施。(関東は東京のみ)
札幌 仙台 東京 愛知 大阪 広島 高松 福岡 那覇
③証明できるものが証書1枚のみ・・・免許証カードみたいなのない。
④年1回しかチャンスがない・・・また来年よろしく~
水質関係第4種の受験体験談
動機
筆記テストだけで手に入る国家資格を探していたときに偶然見つけてこれだ!と思い、どうせなら大学4年間のうちに第1種とって、同級生や研究室の教授にマウントをとりたいなと思って受けることにしました。
受験区分の選び方
mamiwaは水質分野で活躍する人になりたいので水質第1種を取ることを目標にまずは第4種から始めることにしました。
公害防止管理者試験には「科目別合格制度」があるので、それを利用する作戦です。
公害防止管理者は上の区分ほど受験科目が多いので、いきなり上位区分を受験しても、多数科目の勉強が上手くいかず、全て中途半端になってしまうともったいないです。
水質関係第4種→(合格)→次年度 水質関係第1種
〈科目別合格制度について〉
別の区分であっても、共通の科目に既に合格している場合、免除が適用される制度。
例)水質関係第4種に既に合格していて、水質第1種を受験する。
水質第1種 受験科目5科目のうち、3科目が水質第4種と共通の科目
→免除を適用することで、
本来5科目受けなければならない試験を2科目分だけ受験すればよいことになる!
使用した参考書
使用した参考書は、
「公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集」 三好康彦 著(オーム社)です。
リンクに載せているのは最新版で、mamiwaは2018-2019年度版で勉強しました。
公害防止管理者試験と言えば、「電話帳」と呼ばれる分厚い参考書がありますが、1年以上準備して受験する人以外は、普通の本屋で買えるものでよいと思います。mamiwaは、やりきれる自信がなかったので、こちらの問題集で勉強しました。
この問題集のおすすめポイントは、
6年分の試験問題を分野ごとにまとめてくれているところです。
類題演習がしやすい。そして、解説がわかりやすい。どの条文を参照しているのか書いてくれてるの有り難い。
試験はマークシートなので、○×だけでいいのですが、この問題集の解説には、どこがどのように違うのかや、計算の仕方、機械・装置の図も載せてくれているので復習がしやすいです。受ける科目の分をしっかり取り組めば、この本だけで十分です。
試験合格だけではなくきちんと身につけたい、学びたいというひとは電話帳や他の物を購入して補強した方がいいかもしれませんね!
勉強スケジュール、勉強方法
勉強スケジュール
まず、いつまでに仕上げたいか決めて、日数を確認します。
それをページ数で割り算して、1日に取り組むページ数を決めます。
次に、一日に勉強できる時間を確認します。
バイトがある 忙しい 電車で見る時間が取れる 夜に30分やれそう などなど。考えます。
あとは、ほぼ毎日持ち歩く。
勉強方法
必要なもの:ノート、3色ペン、細めの付箋
1周目は、ただ読んで問題に答えていきます。問題の右上にチェック箱が3つ分あるので、正解したら黒✔で、間違えたら赤で✔を書き込みます。解説は気になったら読む程度でとりあえず流します。
2周目は、同じように問題に取り組み、2個目のチェック箱に✔を書き込みます。解説を読み、気分で赤や青など好きな色のペンで線を引くなど目立たせていきます。
ここで、2周目途中から飽きてきます!!!2周目触れてない問題等も出てきます。
3周目は、付箋を活用します。わからなかった問題(読み間違えも含めて間違えた問題全て)に付箋を貼っていきます。3周目以降は、間違えた問題や気になる問題の問題文や解説をノートにほぼ丸写ししていきます。
(これは、mamiwaが書いて覚える派だからです。また、法律を扱う問題が多いので、条文を暗記できる)
4周目からは、合っていたら付箋に〇、間違えたら×を書きます。○が3個目になるタイミングで付箋は捨てます。今まで付箋が付かなかった問題を急に間違えたら、違う色の付箋を貼ります。
こんな感じで繰り返して、問題に触れる回数を増やしていきます。
※反復練習と、視覚に訴えるタイプの勉強法です。
失敗談
前の項目見てて、お気づきの方がいると思いますが、勉強スケジュールを立てたはいいが、まったく続かずに数週間放置・・・。
試験のおそらく2週間前にタイムアタック荒削り短期攻略です。
1年目は、結局 公害総論と水質概論にしか取り組むことができず・・・。
しかし、その2科目が合格していたので、科目別合格制度を利用して、2年目は汚水処理特論のみを受験しました。まあ、こんな性格なので、2年目も2週間前に付け焼き刃のように勉強しました。汚水処理特論は問題数以上に、網羅しなければならない項目が多いんですよね。苦労しました。汚水処理特論になると、計算が出てきます。公式も暗記しておかないと不安になる。
自己採点の結果ぎりぎり6割いってたので、偉そうに語れる立場じゃないですけどね、
ちゃんと勉強すれば誰でも合格できると思います。
あとは、過去問を解かなかったこと。
形式通りの過去問に触れておくと、本番前に感覚が分かり、安心できたのかなと思いました。
当日に気をつけること
①自己採点をするために、必ず自分の解答を問題用紙にもマークしましょう!
②資格オタク仲間のような方々が休み時間や帰り際に、答え合わせを始めます。
イヤフォンで遮断しましょう!うるさい!その場で答え合わせしない!
③関数電卓は使用禁止なので、普通の電卓を用意しましょう!
④時計は持っとくと安心します。
⑤たしか、会場によっては(mamiwaが受けたところは)自習室がありませんでした。
早くつき過ぎても会場に座って待てるところはないと思うので、カフェで落ち着いてる方がいいかも。
まとめ
☆出願は7月いっぱいなので、お忘れなく。
☆科目別合格制度をうまく利用して、効率よく上を目指そう。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今年、mamiwaは科目別合格制度を利用して、水質第1種を目指して勉強します。
一緒に励みましょう!
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